バブソン大学の留学から得た事

月並みだが、長かったようで短かった1年の留学。

留学に来た事によってより世界が広がったし、正直前にいた世界の視野、マインドセットには戻る事ができない。人生は一度きり。この衝撃的な発見が印象深く自分の中に刻み込まれた。これを一番感じたのが留学だったような気がする。

アメリカの留学でやった事、そこから学んだ事を僭越ながら書いてみます。
簡単に言えばアメリカという国は動く人間に取ってはチャンスが山ほど用意されているのだ。やるやつには周りが全力でサポート。まさに勝利の方程式は ”動く事”。

やった事

・ボストン面白い人ツアー
一週間に一回ほどで面白い人々にお話を伺いに行くというキャンペーン。
これがあったからこそ、ボストンの留学の意味がしっかりと見いだせた。人生を変えるような素晴らしき出会いもあった。

・バブソン大学での授業(MBAの授業も何個か無理やり参加)
この教育に触れた事により様々なものが新しく見えた。なぜアメリカがここまでマネージメントクラスを輩出できるのか、違いを認める教育、伸ばす教育。

・Associationを作成
ビジネスマインドが強い同世代と今後何があっても助け合う組織を作る。これから世界でビジネスを起こして行く上で、世界中に素晴らしい同士を持つ事がどれほど重要かは言わずもがな。

・バブソンなりHBSなりのイベントに常に参加
様々な国の要人がパネラーが来てプレゼン。現状と未来などを理解する上で非常に有意義だった。グッドプレゼンターから学ぶ事は大きい。

・MBAの方々とつるませて頂く
日本語を話せる唯一といってもいいくらいの機会。色々と相談に乗って頂いたりおんぶにだっこ状態でしたが、有り難うございました。本当にこの方々のお陰で深く考える事ができた。

 

学んだ事

 

1.自身=謙虚



 

僕は謙虚だ。(何を急にw)でも海外に出ると日本人は周りに比べるとこれでもかというほど謙虚だ。だから周りに合わせるが故に発言も少なくなる事もある。
どこかにこれといって自信がなかったのもまた事実。

だがこの1年で話は少し変わった。見知らぬ土地の中、英語の自信も挫かれ、誰からも相手にされないなかで、今まで日本にいた時に当たり前のように存在する環境が守ってくれないのだ。授業には置いていかれ、チームでは相手にされず、寮での生活に苦しむ。
その中でしっかりと壁を見つけて、それに対してもがいて、その過程を楽しみ乗り越えた。
自信というもの、この踏ん張って乗り越えるど根性精神と言ったものが留学を通して身に付いたことはまぎれも無い事実。

色んな素晴らしい人達とお会いして感じた一つの特徴が

謙虚=自信、自信=謙虚

謙虚な方は、常に色んな人・モノから学ぼうとする。そうする事で、学びになり自信となる。
自信のある方は、偽りの自信(見栄)を持つ必要がないので自分を飾らず謙虚だ。

つねに意識をして謙虚さは忘れずに、自信をつけて行きながら謙虚に学び続ける事を学んだ。

 

2.価値観と優先事項

 

HBSのクリステンセン教授は、
自分の人生にとって何を成し遂げたいのか、何が価値があるのか深く掘り下げて自分の中で明確にする事が大事。それが無いなら創ればいい。そこへの時間は惜しみなく使うべきだと言った。
人生は一度きりだと言うこの衝撃的な発見が印象深く自分の中に刻み込まれた。

激しく短い人生。何をするかは自由。そうであるならば自分だけの人生を作り上げること。これには自分のやり たい事を突き詰める事から生まれてくる。やりたくない事を続けているなら辞めて次ぎに行く勇気を持つ事。これは自分の直感と何より自分自身を信じていなけ ればできない事である。
この価値観を持つ事によって、常に人生の優先順位を考えられるようになった。このどっしりどっぷりと考える事をこの留学では深く探る事ができたしそれが大事な事を学んだ。

 

3.攻動学



2.でも同じことを言っていたが人生短いので、攻めなきゃ損。
このチャンスは二度と来ない思いで攻めなきゃ損だと思う。この攻動する哲学はアントレプレナーに起因する。
動かなければ何も起きない。失敗も起こらないしもちろん成功も起きない。そこからは学ぶ事はない。アクションを起こさなければ、経験ができないからだ。常にアクションを起こして自分が大きな部分を占める事。この大事さを学んだ。

 

“You miss 100% of the shot you don’t take”
“武士道とは死ぬ事と見つけたり。”

 

4.効率よりも効果性



これはバブソンでのチームプレイ、Zapposの企業文化から学んだ事。

効率を求めてつまらなくするよりも、少しくらい効率的でなくても楽しく、ヴィジュアルにやる方が結局は長続きするし、なにより楽しい。そして楽しいと効果がより多く出る事を気づいた。
効果性ってのは自分が楽しんでいるのかいないのか、チームが楽しんでいるかいないかによる。
自分のやりたい事の方がモチベーションが高いし、当然パフォーマンスも高い。キャリアも一緒で効率的なキャリアの進め方もあるけど、結局そのプロセスが楽しくなければその間の人生を無駄にしていると言えない事も無い。

やりたい事を先延ばし、先延ばしにするのではなく今する。そして今惨めでやりたくない事をしているのであれば辞める勇気を持つ事。

要は常に過程を楽しむ事の大切さを学んだ。

ざざっと殴り書きではありますが、
以上が、留学でやった事、学んだ事でした。

これから留学に行かれる学生さん、とにかく動いてください。これだと思ったらとにかく足を動かして見てください。
動く人間にはチャンスが山ほど転がっています。それがアメリカです。
動く人間には自然と味方がつきます。同じようなビジョンを持つ人も集まってきます。

迷ったらとにかく動いてください。それが僕のできる唯一のアドバイスです。
(←何を偉そうに。。)

それでは、楽しんでください!

 

成瀬

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