移動する人々のモノ 無印から見る未来

移動民のための、モノ

 


 

僕は最近モノを買う時は、大きく2つに分かれています。

1:センスがあるか、軽くてコンパクトか、そして長持ちできそうか。いわゆる高価なモノ。

2:その国だけで使う、完全に使い捨てのモノ。いわゆる安価なモノ。

このどちらかになる。

例えば、マサイ族が修行の為の狩りに行く時だって持ち物は楯とやりとお守りだけ。必要なモノは現地で調達するという考え方なんです。


今、世界のあちこちに移動をしていて思う所だが、日本からのブランド、無印とUNIQLOはヨーロッパで良く見かけた。その中で無印の防災グッズコーナーに置いてあった商品をクローズアップしたい。


 

 

未来に向かって移動する

 


 

 無印では震災以降、いつ災害が起きても準備ができる様、小さくて軽く、常に持ち運びのできる防災グッズが売り出されていた。これは日本だけでなくイギリス、スペインなど至る所に置いてあった。

 僕はこれから人類は更に大きく移動を続けていくだろうと思っているし、移動している方がアイデア、直感力が生まれると思っている。環境をコロコロと移動している人の方が、前の環境から距離を置くことができる。一定の距離が無いと、物事って見えてこない事が多いので、場所から離れて常に外から見れる視点を持てるとアイデアも増えるし、元の場所にいた自分を知る事もできる。だから移動して距離を離れてはくっついて、の繰り返しの方が感性も際立つと思います。

 そして、移動するには最低限の持ち物で、常に身軽でありたい訳だ。そんな、移動民の心をくすぐる一つの形がこの無印の防災グッズな気がする。特に小さく折り畳めるドライヤーには驚いた。他にもUNIQLOのウルトラライトパーカーは、簡単に小さくまとめられて温かく、本当に重宝している。

無印:長旅に備える

UNIQLO:ウルトラライトパーカー

 

こういった移動民の為の商品が更に大きいマーケットになるだろうし、それでいて未来のライフスタイルの一つの指針にもなるのではないでしょうか。

 


 

以前のTweet

『これは。一つのブランディングになりそう。| 持ち物ぜんぶでたった15個のシンプルすぎる男 』

『環境をコロコロと変えている人の方が成長しているのは、環境を変えた後にようやく、前の環境が理解できるからなんだろうなぁ、と。 @キリマンジャロ』

 

成瀬

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